ゼロから進む英語学習の最短ルート! 誰にでも必ずできる徹底的暗記排除法

暗記を徹底的に排除した英語学習サイトとして、みなさんの英語力を飛躍的に高めることを目的としています

②【学習法編-1.準備編・第2回】「論理的思考」○⇔「暗記」×とは?

準備編第1回で「暗記と論理は対極にある」と繰り返しました。もちろん単にしつこく言ったわけではなく、これをまず理解することが英語学習法のスタートであり、ゴールです。だから論理的思考は英語学習法の本質であり、大げさにいえば「英語学習法の全て」なのです。

ただ「全て」であるからといって第1回目だけで英語学習法をお伝えすることはできていません。これも第1回で言いましたが、英語学習法の本質は霧の中に隠れていて見えにくいからです。

「早くその本質を教えてよ!」ともどかしくなる気持ちは非常によく分かりますが、皮肉なことに最短ルートをたどろうとするからこそ理解しておかなければならない準備がいくつか必要です。

今回はその準備編の第2回です。第1回で紹介した論理的思考と暗記の関係を掘り下げて、分かりやすく解説します。

   

「論理的思考」とは?

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まず結論から簡単に言ってしまいます。「論理的思考」=「スタート地点からゴール地点まで妥当な・客観的にはっきりとした筋道を考え、段階的に進むこと」です。

例えば、「もう再来年が近いから今日は飲みに行けないんだ」と誰かに言われたら、あなたの頭の中には「?」しか浮かばないでしょう。つまりこの「もう再来年が近い」=「スタート地点」・「今日は飲みに行けない」=「ゴール地点」ということです。

「もう再来年が近い」(スタート地点)⇒「今日は飲みに行けない」(ゴール地点)という間の道筋が「妥当」ではなく「客観的にはっきり」していない上に「段階的」ではないので、この誰かさんの言葉は「論理的思考」に基いていないと言えます。

 

そこで同じスタート地点とゴール地点でもこう言ったらどうでしょう? 「再来年ももう近いなぁ…俺さ、実は来年結婚するんだ。再来年あたりには子どもも欲しいと思ってて。ほら、子どもが生まれたら何かとお金がかかるだろ? だから今から節約してるんだ。今日は飲みに行けないなぁ」 …これならばさっきは「?」しかなかった頭の中に、「もう再来年が近い」⇒「来年結婚する+再来年には子どもが欲しい自分にはそれまでの時間がもう少ない」⇒「節約しなければいけない」⇒「今日は飲みに行けない」という「妥当」で「客観的にはっきり」とした「段階的な」道筋が浮かんだはずです。これなら誰かさんの言葉は「論理的思考」に基いていると言えます。

 

「暗記」をしようとするワナとは?

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勘のいい方はもう分かったと思います。この場合の「暗記」=「再来年が近い」(スタート地点)⇒「今日は飲みに行けない」(ゴール地点)の2点だけを理由も分からず覚えて「再来年が近いから今日は飲みに行けないんだ」という言葉をひたすら頭に入れるということなのです。

…当然覚えられませんよね? 2点を頭に入れるだけなので一見楽そうに見えるのが暗記の最大のワナです。理由が抜けているので頭に詰め込む努力がかなり必要になります。

そしてこの言葉だけなら覚えていられるとしても、このような言葉が100個・1000個とあったら、覚える努力と同時にムダも膨大になるのはいうまでもありません。

これが「英語は暗記もの」と思って苦手にしている方がずっとしてきたムダな努力なのです。論理的思考さえあれば済むことをわざわざものすごい努力で暗記することの遠回りは、このサイトのテーマである「最短ルート」の真逆にあるということがこの例で十分伝わったと思います。

もちろん英語学習で暗記をゼロにはできません。しかし第1回からしつこく言ってる通り「徹底的に排除」という考えが何より大切です。

 

まとめ

今回のタイトルにした「『論理的思考』○⇔『暗記』×」を英語学習法の基本中の基本としなければならないことを上の例で分かっていただけたのではないでしょうか? ヒトは理由のないものは覚えられない・覚えにくいという性質を持っていることを逆に利用する方法だ、と言い換えることもできます。

「暗記は徹底的に排除」=「論理的思考を駆使」ということを、英語を学習する限りはどんなときでも絶対に忘れてはいけません。