ゼロから進む英語学習の最短ルート! 誰にでも必ずできる徹底的暗記排除法

暗記を徹底的に排除した英語学習サイトとして、みなさんの英語力を飛躍的に高めることを目的としています

⑨【学習法編-2.単語編・第2回】 単語学習の極意「森を見てから木を見る」とは?

今回から本格的に単語学習の内容に入っていきます。論理的思考を最大の武器として英語学習を進めようとする当サイトの(私の指導法の)中で、「論理的ではないバラバラなアルファベットの羅列」である単語を暗記することは一見無理なように思われます。
しかしそこでもしっかりと論理的思考を活かし、最短ルートで単語を身につけることができる学習法を紹介していきます。

   

「1日にいくつ覚えられるかな?」から考えるのが大きな落とし穴?

otoshiana
大学受験生を例にすると、中学単語は身に付いているとして新たに暗記しなければならない単語は約2000個です。どの大学を受けるにも大差はなく、単語集に載っている単語にも差はほとんどなく、装飾の違いだけです。これはどの単語集を編集する際も多くの大学の過去問を集めた中からよく出る単語を抽出して載せる単語を決めているためです。

そこで単語集選びは「大学受験用」であれば自分が読みやすいものを1冊用意すれば十分です。これは他の試験でも同じで、TOEIC受験生なら「TOEIC受験用」・英検2級受験生なら「英検2級用」が1冊あればかまいません。

さて、仮に大学受験生が2000個の単語を暗記しなければいけないとします。ここで多くの方がハマって抜け出せない落とし穴が「1日いくつ覚えられるかな?」という発想です。「2000個」という「森」から考えずに、「1日いくつ覚えられるか」という「木」から考えるといつまで経っても単語は覚えられません

「1日20個なら確実に覚えられるだろう」と目標を決めて単語集をスタートしたとします。単語は1番~2000番まであるので1日目=1番~20番・2日目=21番~40番…と進んでいくことになります。ということは1冊の単語集を終えるのに100日かかります。ここで大問題があります。100日目に本当に「終えた」ことになるのかという問題です

試しにテストをしてみるとすぐに落とし穴にハマっていることに気付きます。2000個のうちからランダムに10個を出題したとしたらおそらく1個正解できれば奇跡(というか偶然)でしょう。例えば1番~20番の単語がテストされたとすると100日前に覚えた(つもり)の単語は答えられるでしょうか? おそらく無理でしょう

「単語=意味のないアルファベットの羅列」なので「人の顔と名前」に置き換えると分かりやすいでしょう。顔と名前には論理的なつながりがないからです。つまり顔を見ただけで100日前に1度会っただけの人の名前を思い出せるか?ということと同じです。その間の100日で2000人と会っているのですから、なおさら無理でしょう。

 

「森から考える」ことで単語暗記が劇的に変わる?

ook160217050i9a9136_tp_v1
つまりこのやり方では「まだ覚えられてないな」と101日目からまた1番~20番を暗記し始めても永久に単語集が終わらないのです。このようなやり方をしてしまっているために、多くの方が最初に身につけるべき単語の段階で脱落して英語ができないままになっています。

2000個というゴール(森)から論理的に考えずに適当に単語学習を始めるからこのような結果にしかならないのです。そこでこの「2000個から逆算」することが論理的に単語を暗記するということになります。このことで今まで苦しんでいた単語暗記が劇的に変わります。

では具体的にどうすれば論理的に単語を暗記できるのか、これを次回の単語編から紹介していきます。