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15【学習法編-4.文法編・第2回】文法書はなぜどれも約20章なのか?

前回は「文法の重要度は別格」ということをお伝えしました。その学習を進めていく上で核になるのが1冊の「文法書」です。高校に入学すれば普通はすぐに買うように言われますし、社会人の方でもその時代に手に入れたものがあれば十分です。また「大学受験用」・「英検2級用」など、自分の目的に合ったものでもかまいません。ただし、「自分にとって一番(他の本より)分かりやすいもの」であり「項目別に文法を網羅していて、学習順がはっきりしていているもの」でなければいけません。今回と次回でこの文法書の活用法(=文法の学習法)を紹介していきます。

   

約20章は順序までほとんど同じ?

立ち読みでも手元のものでもかまいません。文法書の目次を見てみてください。どの本でもおおよそ20章で構成されています。これは「必要な文法知識は決まっている」ことを示しています。さらにいろいろな文法書を見比べてみると分かるのですが、各章の順序もほとんど同じです。

例えば「第1章 五文型」・「第2章 時制」…というようになっているはずです。順序まで同じであるということはその必然性があるということです。例えばどの本を見ても「比較級」という項目は・「五文型」・「時制」よりも後にあります。なぜなのかというと「比較級の文」の中には必ず「五文型」・「時制」が含まれているからです。ちなみに「五文型」に当てはまらない文はなく、「時制」のない文は存在しないのでこの2項目は必ず最初の方に置かれているのです。

つまりどの文法書でも順序は論理的に組み立てられているので、最短ルートでの学習を目指す場合にあえてこれを崩して学習する必要はなく、さらには「絶対の順序」とも言えます

 

文法学習の最短ルートには問題集も1冊する

文法書に加えて問題集も1冊必要です。できれば文法書準拠のものが好ましいです。なぜなら学習を項目ごと(各章ごと)に行っていくので、文法書と項目(学習範囲・学習内容)が一致しているのが理想的だからです。その中でも「なぜその答えになるのか」という解説がなるべく詳しく、自分にとって分かりやすいものを選んでください。

次回からこの2冊を使った最短ルートでの文法学習を具体的にお伝えします。