ゼロから進む英語学習の最短ルート! 誰にでも必ずできる徹底的暗記排除法

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11【本編-2.単語編・第4回】単語暗記の「高速回転法」の全てとそのコツを公開!

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前回に引き続き暗記すべき単語が仮に2000個であるとします。そのとき「高速回転法」を具体的にはどのようにすれば活用できるのかを解説していきます。

 

   

 

   

 

「1日300個」暗記を必ず達成するコツとは?

 

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前回お話した通り、2000個を暗記しなければならないとすると1日に暗記しなければならないのは約300個になります。

ここでの「暗記」の定義をはっきりさせておくと、

①「単語集に載っている単語の意味(和訳)全てが1秒で思い浮かぶこと」です。

②「英語⇒日本語」だけでいいこと・「1秒」でなければいけないこと

の2点がポイントです。

 

なぜ「日本語⇒英語」は要らないかというと、「英語⇒日本語を短期間で繰り返し暗記しているうちに嫌でも覚えてしまうから」というのがその理由です。

「顔⇒名前」を繰り返し覚えているうちに名前を見ただけで顔が浮かぶようになるということです。

 

「1秒」でなければならないのは「時間をかけてやっと思い出すレベルでは長文読解で使えないから」です。そもそもなぜ単語を覚えるかというと、単語テストのためではなく文章の中に出てくるときに意味が分かるようにするためです。

 

ということは長文の中で何度も単語集で覚えた単語が出てくることになります。出てくるたびに止まって単語の意味を考えているようでは、実際に試験で時間切れになる・文章の前後関係を忘れてしまい読解が成り立たない、ということになり使い物にならないのです。

 

単語集の和訳を隠して英単語だけが見えるようにして、意味が頭に浮かぶかどうかを1番からどんどん進んでください。

 

初見のとき(1周目)はほとんど意味が分からないはずですが、次に見たときには頭に浮かぶようにしっかりと目に焼き付けてください。もし意味が全て浮かぶ単語があれば合格印を付けましょう。

 

単語を知らないから単語集を覚えようとしているわけですから、この時点では合格印はまだほとんど付いていないでしょう。ゼロでも全く気にすることはありません。

 

こうして300番の単語までたどり着いたらまた1番に戻って2周目に入ります。

 

ここからが勝負です。コツは「その日に合格印が付いた単語はもう見なくていい」ということです。2周目が終わったときには10%ぐらいは合格印が付いているでしょうか。合格印の付いている単語はもう見なくていいので3周目は残りの90%で同じことをします。

 

1日目の暗記を止めていいのは300個全ての単語に合格印が付くときです。

おそらく5時間も6時間もかかるでしょう。

しかし、英語の学習はまず単語だけでいい上に、一つの単語に対しては1回でも意味が思い出せれば合格印を付けてその日はもうチェックしなくていいのです。その代わり、この作業は8時間かかっても10時間かかっても止めてはいけません。

 

2日目は当然301番~600番の単語で同じことをします。こうして7日ワンセットで2000個全てに合格印が付くまで絶対に毎日頑張る必要があります。

つまり「7日ワンセット×5周」という高速回転の1日の中にさらに高速回転が入っているということです。

 

1日でも1単語でもサボってしまうとまた「苦労から逃げるからこそさらに大きな苦労をする」ところに戻ってしまいます。

そして英語学習の中で一番厳しい単語暗記の中でもこの「7日ワンセット」の1周目を始めたときが一番厳しいので決して諦めずに乗り越えてください。

これよりも辛い時期はもう来ませんし英語学習をする上で単語暗記は絶対に避けられません。そしてこの方法が最も論理的で暗記の苦労を排除していることは8日目に早くも分かります。

 

「7日ワンセット」2周目からの具体的暗記法

 

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8日目から「7日ワンセット」の2周目を始めます。8日目は1番~300番にまた戻るのですが、1日目に付いた合格印はあくまで1周目のものなので、「2周目の合格印」を付けるためにまた「全ての」単語の意味が浮かぶまで同じ作業をします。

 

ここで1日目よりもはるかに楽になっていることに気付くはずです。中6日しか開けずに同じ単語に出会っているので20%~30%の単語は最初から合格印が付くはずだからです。こうして「7日ワンセット」をさらに休まず何周もすることで「同じ単語に出会うまでの間を最短にして暗記する」ので最短の単語暗記が可能になります。

 

「単語学習終了」になるのは初見で全ての単語の意味が1秒で浮かぶようになったときです。「7日ワンセット」×5周ほどで終了となる方が多いと思いますが、もし終わらなければ終わるまで繰り返せばいいのです。

 

何周かかろうがそれが単語学習の最短ルートであることは論理が保証しています。他人とスピード争いをしているわけでもありません。「1秒」と「1日もサボらない」ことだけに集中してください。

こうして単語暗記終了となり、二度と苦労することはなくなります。

最も大切なことなので繰り返します。ここが一番苦しいのですが決して諦めないでください。ここで紹介したのは「最も苦労しないための苦労」です。

 

 

 

 

*1:ここに脚注を書きます暗記すべき単語は「高速回転法」を使って徹底的に暗記を排除すべきだということを前回から紹介しています。